ワガノワ・メソッド


 ロシアのアグリッピナ・ワガノワは帝室バレエ学校で学び、今のマリインスキ―・バレエの前身、サンクトペテルブルクバレエ団でダンサーとして活躍しました。

彼女は大変優秀な教育者でもあり、クラシックバレエの基礎についての本を出版し、世界中にバレエの教授法を広めた人でもあります。

彼女の確立したワガノワ・メソッドは現在、世界中のバレエダンサーの基礎となっています。


繊細で上品なイギリスのロイヤル・メソッドと比べて、全身を使った動きが華やかなワガノワ・メソッド。

大きな動きを支えるためには、ダンサーの上半身(胴体)の強化が大切だとワガノワは考えました。


ワガノワ・メソッドのトレーニングのひとつが、第1ポジション(両足のかかとをつけ、つま先を開いてまっすぐ立つ)でのプリエ(そこからゆっくりひざを曲げていく)。

この第1ポジション、プロのダンサーはつま先を180度に開けるんですよ。

たいていの人にとって、この姿勢のまま膝を曲げていくとバランスをとるのが難しい。

腹筋や背筋の力が必要なのです。


バレリーナはか細いように見えて、実は誰よりもしっかり筋肉がついているわけですね。

みなさんも、ワガノワ・メソッドで体を鍛えてみませんか!?








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